砂防ボランティアの活動のスタートは平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災までさかのぼります。
地震発生後、建設省からの呼びかけにより全国各地から346名の砂防関係技術者が被災地に赴き、1,100か所以上の土砂災害危険個所を点検し、危険度を判定、その結果を関係機関へ連絡することにより二次災害防止に大きく寄与しました。
組織的に行われた砂防ボランティア活動は、これが最初と言われています。
また、阪神・淡路大震災の際、多くの防災ボランティアが活動しました。震災後に大改訂された「防災基本計画」(平成7年7月)には、防災ボランティア活動が明記され、これを受け同年8月にじゃうてうされた「建設省防災業務計画」には「砂防ボランティア」、「斜面判定士」を含む「ボランティア活動に対する支援」や「ボランティアの育成・活用」が盛り込まれました。平成7年が「ボランティア元年」と呼ばれるのは、このような理由からです。